馬込半白キュウリ栽培実習講座とその後の栽培日誌

5月7日(土)に「渡戸秀行さんの馬込半白キュウリのお話とプランター栽培実習講座」を開催いたしました。
晴天に恵まれ、夏を思わせる一日。 20名の参加者の皆さんには渡戸秀行さん指導のもと、プランターに肥料と土を入れ、自分で選んだ苗2本を植えて持ち帰っていただきました。
その後、参加者の皆さんにFacebook上で育成状況の写真を投稿していただくグループページを作りました。
そこに投稿していただいた写真とコメントの一部をご紹介させていただきます。

まず、講座当日から数日後まで。皆さん毎日の成長を楽しみにしている様子がうかがえます。

「我が家に来て3日目です。 置き場所が西側なので、西日は思いきりあたりますが、朝日があたらないのが少し心配していますが、なんとか主枝が伸びてきました!観察していたら、通りがかりの人に「スイカの苗?」と聞かれ、思わず丁寧に「馬込半白きゅうり」です!と答えました。ご年配の女性の方でしたが、私の話をちゃんと聞いてくださり、「成長するのを楽しみに見ています!」と言われ、またまたプレッシャーがかかってしまいそう。。。>_<  水をあげたいという気持ちを抑えながら、見守っていきたいと思います。」(E・Iさん)

「5月10日・ 4日目  恵みの雨でイキイキしてます。本葉もかなり大きくなりました。」(S・Mさん)

 

あっという間の成長に驚いています(M・W)

あっという間の成長に驚いています(M・W)

「あっという間の成長に驚いています。直射日光に当たると葉がくた〜となるので、この子大丈夫だろうかと心配になりますが、日が落ち着くとピンと戻るようです。 蒸散を防ぐために自ら休んでいるのかなあと勝手な分析ですが、どんなんでしょう。置いてあるところは真東のベランダです。この週末に支柱を買いに行って設置する予定です。」(M・Wさん)

 

わが家でもクルクルとしたツルがのびてきて、ずいぶん成長してきました。

くるくるしたツルが伸びてきました(A・M)

そろそろ支柱を立てなければ!と思っていたところ、タイミング良く支柱とネットの立て方の動画を紹介していただきました。

 

 

 

「大きなプランターを持ち帰り支柱はどうやって立てよう?ネットは必要??などと思っていたら5月8日のNHKの「趣味の園芸」でキュウリのプランターでの「スクリーン仕立て」の方法を紹介していました。こちら↓で動画も見られます。参考にしてはいかがでしょうか。」(Y・Tさん)

プランター栽培に挑戦「趣味の園芸50th」(NHK教育テレビ)

皆さんそれぞれの方法で支柱を立て、紐を貼ったりネットにしたりしています。

「根が広く張ってしまう前に支柱を立てました。 誘引用の麻紐は順次高さを調整して追加していきます。 プランターでのキュウリ栽培、しかも半白キュウリは初めてなので、とても楽しみです!
毎日ジロジロ見てしまいますね。」(K・Kさん)

「こんな感じでネットを今朝設置。 今見たら、ツルがネットに絡んできてる!!
びっくりです。 当店の今年の一つのウリ(瓜)になりそうです。(笑)」(K・Iさん)

「週末に支柱立てましたが、ネットを買わずにアナログ式に紐をくくってみようと試みましたが、やはり難しいですね(*^^*) 紐を通して30分くらいで気がついたら蔓がもう絡み始めていました。すごい生命力にびっくりする毎日です。 白い斑点は何箇所かあります。こちらも順調です。」(M・Wさん)

我が家でもネットを設置してすぐに、ツルが絡みつきました。
なぜわかるのか不思議です。植物の生命力には驚かされますね!

だんだんと成長するにつれ、心配なことも出てきます。
「今日は自宅にいるので、まじまじと見てみましたら、うどんこ病?の可能性でしょうか。まだ始まったばかりなのに、この時点でのうどんこ病の可能性。。大事な葉だけに取ってしまってよいのやら思案します(・・;)」(M・Wさん)

「高さ50センチまで成長しました(^ ^)
下の葉っぱに白いところがポツポツと。病気でしょうか?」(K・Oさん)

 

そこに当協会の上原理事より「昨夜麻布十番の更科堀井さんでの蕎麦×江戸東京野菜のイベントに、先日の講師の渡戸さん、他にも矢ヶ崎さん、新倉さん、冨澤さんの江戸東京野菜生産者さんが参加していたので、皆さまの投稿画像見ていただきました。葉の一部が白っぼくなる症状出ている方がいて、わが家のもそうなのですが、病気とかではなく、生理障害的なもののようです。固定種である馬込半白キュウリはストレスにもとても弱いので、収穫まではまだまだいろいろありそうですネ。渡戸さんにもこのグループに入っていただけるようにお願いしてます。」
との情報がありました。
そして渡戸先生もFacebookに投稿してくださいました。

「はじめまして、渡戸です。皆さん我が家より成長がいいですね。ここでワンポイント。とにかく風でおられないように、支柱にしっかり止めるのはもちろんですが、その支柱も揺れないようにしっかり縛ってください。葉が一部枯死していたり、白くなっていたりしますが、野菜は根が傷つくと生理障害が出たりしますので、時間がたてばしっかりしてきます。追肥する場合はプランターの端のほうに少しあげてください。アップした後の2枚は通常のきゅうりです。雄花雌花です。こんなのがついてきます。」

わが家の葉も白い斑点ができ、フチが枯れてきていたので、私もかなり心配していましたが、この投稿を読んで皆さんも安心したのではないでしょうか。

そしていよいよ花が咲き始めたとの投稿が増えてきました。

「朝日が当たらず西日だけでもたくましく育ってます!
今日花が咲きました! 初めてキュウリの花とご対面。 とってもかわいいです。」(E・Iさん)

わが家でも楽しみにしていた花が咲きました! 蕾もたくさんついています。 雄花ばかりかな?と思ってよく見ると下の方に雌花がありました! 蕾の根元にかわいいキュウリがついています。

 

自分で育てた馬込半白キュウリの花は愛しさもひとしお!
花がまだの方は待ち遠しい思いをされているようです。

これから害虫やうどんこ病などが発生してくる時期になります。
渡戸先生も馬込半白キュウリは栽培が難しいとおっしゃっていました。
伝統野菜ならではの栽培の難しさを実感するのも、この講座の大切な意義のひとつです。
栽培を楽しみながら、無事収穫できるように頑張っていきましょう!

これからも引き続き、皆さんの育成状況や我が家のキュウリ自慢!や先生のアドバイスなどをUPしていきますので、どうぞお楽しみに!
Facebookのアカウントをお持ちの方は、どなたでも閲覧、ご参加いただけます。
馬込半白キュウリ栽培日誌~江戸東京野菜コンシェルジュ協会~(Facebook公開グループ)

「馬込半白キュウリ栽培実習講座」当日の詳しい様子については、大竹先生がブログにUPしてくださっているので、こちらもご覧ください。
大竹道茂~江戸東京野菜通信~